うめ日記

アニメやライブで感じたことをつらつらと書きます

【ライブ】「enogu one-man Live 2021 Summer -不撓不屈-」の感じたこと

昨日の2021/08/29に開催されたVRアイドル「えのぐ」の「enogu one-man Live 2021 Summer -不撓不屈-」

ライブに参加して、ちょっとした衝撃があったので

感想を記載する。

 

感想を記載する前に、VRアイドル「えのぐ」に

ついて簡単に説明すると

 

えのぐとは、アイドルグループを指しているのだが

いわゆる乃木坂46声優アイドルような

”実際の人間が見えている”アイドルグループではない…

 

グループのメンバーが

”架空のキャラクターで構成されている”

バーチャル(VR)アイドルグループである。

(ライブ会場ではステージ上にスクリーンが用意されており、ライブ中はそのスクリーンにキャラクターが投影され、ライブパフォーマンスを見ることができる。)

 

※また補足しておくと、当方はVRアイドルのライブの参加は、本ライブの「えのぐ」が初めてである



まず、1つ目の「えのぐ」の

バーチャル(VR)技術力の高さである。

 

上述したように、えのぐはVRアイドルであり

実際のライブパフォーマンスはキャラクターを通して

見ることができるのだが、そのキャラクターの

再現技術の高さに驚いた。

 

えのぐの楽曲は可愛い曲からカッコいい曲と

様々あり、曲によってダンスも激しいものがある…

 

例えば、片足を上げて客席に向かってキックするような

パフォーマンスからヘッドバンギングをするような

こともライブ中にある…

 

改めて言うが、えのぐは”VRアイドル”である…



つまり上記のような激しく素早い動作をキャラクターを通して表現・再現されており、

実際のライブで私は、その様子を拝見したが

映像が追いつかず乱れたり、ロボットのようにカクつくようなことは一度もなかった…

 

本当に”実際のアイドルつまり人間が行っている”のと

なんら違和感がないぐらい「えのぐ」のパフォーマンスが滑らかで、そこには確かなリアリティーがあった。



また私たち実際の人間は両足で立って、停止している時(自転車の乗っている時と同じように)

何ミリか左右に僅かに揺れ、常に自分の

重心のバランスを取っていると思うが

 

その僅かな左右の動きも、えのぐを通していわゆる

キャラクターとして、ちゃんと表現されていた…



つまりダンスに必要な激しく正確な動きだけでなく

当たり前に行っている”人間らしい”僅かな動きさえも

丁寧に再現されており、「えのぐ」はVRアイドル

だが自分たちの前で”実際に人間が生きているような”

感覚があった…



現実的なことを言ってしまうと、えのぐはVRアイドルである為、当然キャラクターを演じている人つまり

「中の人」が存在し、実際はその人の動作や声によってキャラクターが表現されている。

 

しかし上述した、えのぐキャラクターのVR技術の高さ

そして、えのぐを実際に演じている「中の人」の表現力が合わさって、本当にそのキャラクター達が目の前に、しっかりと実在し生きていた…



次に「えのぐ」がVRアイドルからアイドル”

見えるように変化したことである。

 

昨日のえのぐのライブは、一部二部と2公演あり、

私は両方とも参加した。

しかし私の中で、一部から二部を通して

大きな変化があった…

 

まず一部では、初めに記載したような「えのぐ」の

キャラクターのVR技術や表現力の

高さに感激していたが…

 

二部では、ただ純粋に

「えのぐ」のパフォーマンスに見入っていた…



それは、えのぐの楽曲がとても良く、加えて4人の

歌唱力やダンスが素晴らしかったことも、もちろんだが

 

初めに記載したVR技術やキャラクターの表現力の高さにより、私の中では「えのぐ」というVRアイドルが

限りなく実際の人間のアイドル

感じるように変化していた…

 

つまり二部の段階で私の中では、えのぐが

VRアイドルだから、キャラクターによる

ライブだから楽しんでいる感覚から

 

ただ純粋にライブを楽しんでいる感覚に変化し、

自分のとっては、えのぐが

VRアイドルからアイドル”に変化していた…



正直に告白すると、最初ライブを見た時はスクリーンに向かって、観客が応援しているという状況に対して、

少し異質に感じている自分がいた…

しかしライブを進んでいくにつれ、

その感覚はすぐに無くなっていった…

 

また二部は後方の席だっただが、観客を見ると

年配の男性から、中学生の女の子と幅広い人達が

スクリーンいわゆる「えのぐ」を見て笑顔になっていた

 

「えのぐ」は、活動の目標として

「世界一のVRアイドルになる!そしてVRアイドルを

当たり前の世界にする!」を掲げているが

 

少なくとも本ライブの観客は、自分を含め

「えのぐ」がVRアイドルだから、キャラクターだからで見ているのではなく「えのぐ」だから

見に来て楽しんでいるように思えた…



つまりそれは、ライブの観客にとって、

「えのぐ」の4人はバーチャルだとかは関係なく、

初めに記載したAKB48声優アイドルと同じ

”当たり前にいるアイドル”になっており

 

少なくとも、このライブに来ている

観客のみんなにとっては

”もうこのVRアイドルの世界が当たり前になっていた”とも思った…



長々と語ってしまったが、えのぐのライブの、この感動は動画や配信とかではなく、実際に足を運び、

肉眼を通して見ないと得られないと私は思う…

 

次の「えのぐ」のライブは

TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」または

年末(2021/12/29予定)のワンマンライブがあるようだが、少しでも興味を持った方は、

ぜひ行って実際に感じて欲しい



今まで私たちが行っていたライブの当たり前の

感覚や常識を、良い意味で変化させ、そしてその感覚が新鮮で楽しく、スッーと自分にとって

新しい当たり前になると私は思う…

 

「えのぐ」には、その実力が確かにあると

私は強く思った…





またライブ中には、もちろんMCもあり

例えば、えのぐは現在4人のメンバーで構成されており

その1人に白藤環というムードメーカーのような元気一杯のアイドルがいるのだが

 

環はMC中に他のメンバーが喋っている時も、

どこか落ち着かなく両手を常にパタパタさせていた。

私は、その様子を見て実際に10代の女の子を見ているような感覚に陥った。



またのえのぐキャラクターを投影しているスクリーンだが

実際にライブが始まるとキャラクターのみが投影され

スクリーンが余った部分は何も映らず、暗く黒いままだった…

 

初めは、四角いスクリーンの形つまり縁部分が実際に見えているが

ライブが始まり暗くなり、照明の変化によって

スクリーンの余った黒い部分がライブ会場の暗さと一緒になり

溶け込み、スクリーンとライブ会場の境界線が見えなくなる。

 

つまり、スクリーンの縁部分が見えなくなることによって

スクリーンの存在感がなくなり、

ライブ会場には、えのぐのキャラクターだけが見え

スクリーンが実在する(に映っている)という感覚さえもなくなり

本当に自分たちと同じ3次元空間に、えのぐが居るような感覚があった…

 

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